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2005.05.06 今日は薀蓄
おはようございます(笑)

今日は午後から小雨が降っていたので、ちょいと肌寒いかなと感じる1日でした。
さ?て、「曲がるんです!」のレビュー第2回目をやっちゃおうかと思います。
今日は延々と薀蓄垂れ流しなので、つまんないです。
グレイシー・リセがバラバラになった画像がありますので、そういうのが嫌いな方は続きを見ないで
下さいますよう…
それにしても良く作り込まれています「曲がるんです!」
Magarundesu.jpg

正直なところ、単体の部品としては全く欠点が無いように見えますが、実は思わぬところに危険が。
それは…材料です。
透明な樹脂製部分が、アクリルだったのです。
朋友ぬかぞのさんの所持している初期ロット品は、この部分がポリカーボネイト製だったのですが
山浦が買ったものは、加工の容易さからアクリルに変更されていました。
…困った、アクリルじゃソフビヘッドの可塑剤にやられちゃうよ。(涙)
まぁ、可塑剤の影響が出て来るのは何年か先になるでしょうけど。
さて、ここから薀蓄開始です。可塑剤って何ぞや?というトコロから始めましょう。
そもそもプラスチックって何ぞや?プラスチックというのは、可塑性(プラスティシティ)を持つ
材料という意味なんです。
では、可塑性って何ぞや?可塑性っていうのは、圧力や温度をかけると流動変形(可塑化)し、
圧力や温度を取り去ると変形した形状を保つ性質の事をいいます。
温めると柔らかくなったりドロドロに溶けたりし、冷やすとその形で固まる事なんですね。
プラスチックっていうのは、可塑性を持った合成高分子化合物(合成樹脂)の事を指すのです。
エポキシとかレジンキャストなんかは厳密には別の種類になるのですが、詳しくは今後に続く…?
さて可塑剤に戻りましょう。可塑剤って何ぞや?皆さんご存知の通りヘッドに使われている材料は
ソフビ、すなわちソフトビニールですね。ソフトビニールは要は塩化ビニールなんですが、コレは
実はそれなりに固い材料なんです。コレに可塑剤という溶剤、簡単に言うと不純物を入れて分子の
結合を不規則にして、柔らかくしているのです。
ですがこの可塑剤ってのが厄介者で、揮発性、つまり長い間に空気中に拡散してしまうのです。
この時、すぐ近くにあるアクリルに対してどんな事が起こるか?
可塑剤はアクリルの分子構造に食い込んで行ってしまうのです。これを可塑剤の移行といいます。
可塑剤が移行したアクリルはどうなるか?分子構造に不純物が入り込んで不規則になるので
結合力が弱くなり、柔らかく、脆くなってしまいます。
昔、1/6の人形が全盛期だった頃、そんな事件がたくさん起こっていたようですが。
(山浦は比較的新しい人形者なので良く知りませんけど)
Kasozai.jpg

丁度、大昔に首をボールジョイント加工した1/6素体が出て来ましたので、首のアクリルパイプを
載せておきます。可塑剤にやられてベコベコになって、白く変色しているのが分かるでしょうか?
これが悪化すると、ヘッドのソフビが癒着したり、可塑剤が抜けてしまった事で固くなってしまい
ヒビ割れてしまったり、最悪の場合は可塑剤が抜けた部分が収縮してしまったりします。
(この収縮現象は、ソフビが溶けたとか表現されていたようです。)
可塑剤の移行は、長い時間を掛けてゆっくりと進行するもので、今日明日にどうこうなる物では
ありませんが、ここいら辺を考慮して材料を再検討して頂きたいものです。>rif?Xさま
…なんだか大問題みたいに聞こえるかも知れませんが、山浦が大袈裟に書いてるだけで、普通に
使っていても全然問題無いですよ!>「曲がるんです!」ユーザーのみなさま
使用環境にもよりますが、そういう最悪なケースも発生し得る、という事で。
では、旧「曲がるんです!」に使われていたポリカーボネイトや、オビツ60純正の首ジョイントは
大丈夫なのか?という話になりますが、それは次回以降にて。

追記:素人に毛が生えた程度の知識をフル活用しておりますので、間違いを発見した方が
居られましたら、是非ともご指摘下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
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